DPC関連用語集

投稿日時 2014-06-01 03:00:00 | カテゴリ: 病院向けサービス

 

DPC関連用語集
DPC/PDPSとは DPC(Diagnosis Procedure Combination;診断群分類)/PDPSとは、2003年より導入が開始された包括支払制度の名称
基礎係数 機能評価係数では評価できない基本的な診療機能を評価する係数として2012年度改定で導入。 今後、調整係数は段階的に基礎係数と機能評価係数Ⅱに置き換えられ、係数の設定については、調整係数 のように病院ごとの設定ではなく、DPC対象病院を3つの医療機関群に分け、医療機関群ごとに設定。
調整係数 医療機関別係数は、これまで調整係数と機能評価係数Ⅰ・Ⅱの3種類の係数の合計となっており、 2010年度改定時は調整係数を段階的に機能評価係数Ⅱに置き換えることになっていた。しかし、 調整係数をすべて機能評価係数Ⅱに置き換えるのは困難であるため、2012年度改定においては、 新たに基礎係数が設定され、改めて調整係数を基礎係数と機能評価係数Ⅱに置き換えることにした。
機能評価係数 診療報酬額の算定方法が出来高から包括に移行することによって医療機関の収入に大きな変動が 起きないようにするために設定された係数のこと。 医療機関別係数は次の式で求められます。
医療機関別係数=調整係数+機能評価係数Ⅰ+機能評価係数Ⅱ
調整係数 機能評価係数Ⅰは、特定機能病院、専門病院、その他の一般病院等の医療機関の機能を評価する ためのもので、入院基本料等加算など、出来高の点数を係数化したもの。
機能評価係数Ⅱについて 機能評価係数Ⅱについて 機能評価係数は下記の構成要素から成立している
(1)データ提出指数
(2)カバー率指数
(3)効率性指数
(4)複雑性指数
(5)救急医療指数
(6)地域医療指数
(7)後発医薬品指数
また、DPC病院のⅡ群病院への判定を行う要素として、 外保連手術指数がある
DPCデータによる医療機関評価 DPC参加医療機関は毎月DPCデータを厚生労働省へ提出、厚生労働省では 提出されたデータに基づき、下記の指数、係数を算出し、各医療機関の評価を行う。
(1)データ提出指数/係数
(2)効率性指数/係数
(3)複雑性指数/係数
(4)カバー率指数/係数
(5)救急医療指数/係数
(6)地域医療指数/係数
(7)後発医薬品指数/係数
データ提出
指数
データ提出指数とは、DPC対象病院のデータ提出におけるデータの質を評価 原則として満点(1点)だが、以下の基準に該当した場合はそれぞれ減算する。
「部位不明・詳細不明のコード」の 使用割合が20%以上の場合に当該評価を0.05点・1年の間、減じる。
カバー率指数 様々な疾患に対応できる総合的な体制を評価
〔当該病院で一定症例数以上算定しているDPC数〕/〔全DPC数〕

*計算対象当該病院において、12症例(1症例/月)以上ある診断群分類  すべて(包括評価対象・対象外両方含む)の診断群分類
効率性指数 各病院における在院日数短縮の努力を評価
〔全DPC/PDPS対象病院の平均在院日数〕/
〔当該病院の患者構成が全DPC/PDPS対象病院と同じと仮定した場合の平均在院日数〕

*計算対象当該病院において、12症例(1症例/月)以上ある診断群分類  すべて(包括評価対象・対象外両方含む)の診断群分類
複雑性指数 各病院における患者構成の差を1入院当たり点数で評価
〔当該病院の包括範囲出来高点数(1入院当たり)をDPC(診断群分類)ごとに全病院の平均包括範囲出来高点数に
置き換えた点数〕/〔全病院の平均1入院当たり包括点数〕

*計算対象当該病院において、12症例(1症例/月)以上ある診断群分類 包括評価対象の診断群分類 。
救急医療指数 救急医療(緊急入院)の対象となる患者治療に要する資源投入量の乖離を評価
1症例当たり〔救急医療入院患者について、入院後2日間までの包括範囲出来高点数(出来高診療実績) と診断群分類点数表の設定点数との差額の総和〕 。
地域医療指数 地域医療への貢献を評価
(中山間地域やへき地において、必要な医療提供の機能を果たしている施設を主として評価)
①体制評価指数(ポイント制、計10項目、上限7ポイント)(評価に占めるシェアは1/2)
②定量評価指数( 15歳未満(評価に占めるシェアは1/4) 、 15歳以上(評価に占めるシェアは1/4) )
後発医薬品指数 後発医薬品の使用促進目標の達成を評価
当該医療機関における入院医療で用いられる薬剤について、後発医薬品の数量シェア
[後発医薬品の数量]÷([後発医薬品のある先発医薬品の数量]+[後発医薬品の数量])
により評価。(※数量とは、薬価基準告示上の規格単位ごとに数えた数量をいう。)

 

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